FACE THE FACTS 3
アメリカで、使用が禁止された「油」を、ご存じですか?
答えは、トランス脂肪酸です。
液体の油を、固めるために、
人の手で、加工してできる油です。
マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなどに、
含まれることがあります。
アメリカでは、2018年6月から、
トランス脂肪酸のもとになる油が、原則禁止に。
理由は、心臓病との関係です。
WHOも、とる量を減らすよう呼びかけています。
アメリカだけでは、ありません!
| 国・地域 | していること |
| デンマーク | 2003年、 世界で初めて、 量に上限(油の2%まで) |
| 韓国 | 2007年から、 量の表示を義務に |
| 台湾 | 2008年から、表示を義務に 2018年から、 もとになる油を禁止 |
| アメリカ | 2018年から、 もとになる油を、原則禁止 |
| カナダ | 2018年から、 もとになる油を禁止 |
| タイ | 2019年から、 もとになる油を禁止 |
| EU(ヨーロッパ連合) | 2021年から、 量に上限(油の2%まで) |
| シンガポール | 2021年から、 もとになる油を禁止 |
| 日本 | 表示の義務も、量の上限も、ありません
表示は「任意」。2011年に指針が出ただけで、 2026年9月時点で、義務化の予定はありません。 (出典:消費者庁ホームページ) |
「もとになる油」=部分水素添加油脂。液体の油を、固めるために加工した油です。WHOの資料ほかより。
お隣の韓国は、20年近く前から、
表示を、義務にしています。
多くの国が、動いているなかで、
日本だけが、浮いているように、私には見えます。
では、どんなものに、多く含まれるのでしょうか?
菓子パンクロワッサン・デニッシュドーナツクッキー・ビスケット
ケーキ・洋菓子スナック菓子フライドポテト・揚げ物コーヒーフレッシュ電子レンジのポップコーン
※ 商品によって、大きくちがいます。最近は、減らしている会社も、増えています。
さきほどの、「昨日、食べたもの」と、
ずいぶん、重なっていませんか?
くり返しますが、日本では、
トランス脂肪酸の量を、表示する義務も、
使う量の上限も、ありません。
(いろいろな事情が、あるのでしょう・・・)
しかし、分からないわけでは、ありません。
袋の裏の、原材料名を、見てください。
「マーガリン」「ショートニング」「ファットスプレッド」、
と書いてあれば、
トランス脂肪酸が、含まれているかもしれません。
数字は書いていなくても、
自分の目で、選ぶことは、できるのです。
日本人が、とっているトランス脂肪酸の量は、
平均すると、1日のカロリーの約0.3%。
WHO(世界保健機関)の目安(1%未満)より、少ないといわれています。
しかし、それは、あくまで「平均」です。
菓子パンや、お菓子を、毎日のように食べる方は、
平均より、ずっと多く、とっているかもしれません。
出典:食品安全委員会「食品に含まれるトランス脂肪酸」評価書(日本人の平均摂取量の推定)
自分の体は、自分で守るしかありません。
主因は、我にあり、です。